ゆり子のココロ

作家/カウンセラーである根本裕幸氏のぐーたらなお弟子。 「心を抱きしめる」をテーマに日々感じたことを綴っていきます。

母を許して私が得たものとは?

皆さま、こんにちは。

 

ベストセラー作家で20年以上心理カウンセラーをしている根本裕幸氏のお弟子、

ぐーたら大好き!心理カウンセラーのゆり子です。

 

5月14日は母の日でしたね。

 

お母さんに会えた人も

遠距離で会えなかった人も

葛藤があって会えていない人も

長いこと連絡を取っていない人も

空を見上げて想いを馳せる人も

 

それぞれが思う母の日を過ごしたかと思います。

 

 

私の母は高齢ですが、ありがたいことに元気です。

 

「赤い花が欲しい」とのリクエストだったので、寄せ植えした花を贈りました。

 

ビロードのような赤い花びらを見て、少女のように喜んでいる母が可愛らしく見えました。

 

 

さて、今日は私が母を許して得たものについて話をしたいと思います。

 

母を許すにもプロセスがあったのよ。

 

 

上手くいかない初回のワーク

実は、師匠のお弟子講座を受講していた時、母と向き合うワークをやってみたことがありました。

 

 

イメージの中で、公園で遊んで帰ってきた小さな私が、「お母さーん」と玄関で母を呼んでみるんです。

ですが、一向に母は玄関に現れません。

 

家に上がって母を探してみると、母はキッチンにいたのですが、背を向けたままでした。

 

「お母さん」と何度呼びかけても振り向いてくれません。

 

「ねえ、お母さん!」と再び母を呼ぶと、母はやっと振り返ってくれました。

 

しかし、母の顔は物凄く怒った表情をして私を睨みつけていました。

 

こんな感じ!

 

包丁を持ったまま、こんな顔をして私を睨んでいる様子でね。

 

イメージの中の母の姿は、当時怒ってばかりの母をそのまま再現していて、私の体は当時のように硬直してしまいました。

 

私の目標は母に抱きしめてもらうことだったんだけど、そこで断念したのよ。

 

これが母と向き合う初めてのイメージワークでした。

 

 

母が振り向いてくれた2回目のワーク

私はこれまでの過去を振り返り、イメージワークに再び挑戦しました。

 

2回目の時は、母が振り返った!

 

けどお願いしても、母は私を抱きしめてくれなかったんですよね。

 

イメージの中で母から拒否されちゃった。

 

私はその時、母への葛藤がまだまだあるんだなーと思いました。

 

 

 

3回目のワークの結果は…

その後も、自分と向き合い続けた結果、私の心も変化していきました。

 

母との関係も良くなってきて、今なら、イメージの中でも母と向き合えそうだなーと思った頃に、再びやってみたんです。

 

3回目にして、母に抱きしめてもらうイメージを持てるようになりました。

 

 

私は母を許すプロセスを進め、今では母とは良好な関係を築いています。

 

 

 

私は母に対する想いを、時間をかけて振り返っていきました。

 

母への想いが大きい分、やはり時間がある程度かかったんですよね。

 

すぐに心が変わるなんて到底無理で、心の変化にも時間がとにかく必要だったんです。

 

 

高齢になって、母も怒りのエネルギーが減っていき、当時のように怒りの炎を完全燃焼するようなことも無くなりました。

 

今の母は、天真爛漫で可愛らしい人という感じです。

 

母は子供時代が無いような人生だったんです。

 

なので、今の母は少し子供返りしているかもしれません。

 

 

母の日にやってみたイメージワーク

私は、母に感謝の言葉を伝えるイメージワークをやってみることにしました。

 

「お母さーん!ちょっとこっちに来てくれる?」

 

イメージの中で母を呼んでみると、暗闇の中から背中を丸めたお母さんがゆっくりとこちらに歩いてきました。

 

年老いた母はちょっとはにかんだ様子で向かい合い、私を見つめていました。

 

私の腕の中には、母が抱えきれそうにもないほど大きな花束がありました。

 

「お母さん、ちょっと大きすぎて抱えきれないかもしれないけど、私からお母さんに感謝の気持ちです。受け取ってくれる?」

 

母は嬉しそうに花束を受け取ります。

 

「お母さん、ありがとう。」

 

照れを隠して伝えました。

 

母は笑顔でした。

 

「お母さん、ありがとう!」

 

もう一度伝えてみました。

 

とても嬉しそうな顔で私を見つめる母がいました。

 

そして、私は母を抱き寄せました。

 

 

母は昔の面影はなく、体は小さくなっていて、弱々しくも感じました。

 

強く抱きしめると骨が折れてしまいそうで、母をそっと優しく抱きしめてみました。

 

「これからはお母さんの好きなように、自由に楽しく過ごしてね。」

 

私がいつも母に伝えている言葉を、ここでも伝えてみました。

 

 

 

母もいろんな苦悩があったと思います。

 

母の話には、耳を塞ぎたくなるような出来事がたくさんありました。

 

私は、母が生きている間に「ありがとう」と素直に伝えられる関係になったことは良かったと思います。

 

純粋に愛したいから「すべてを許す」

「母のせいで私は傷ついた子供時代を過ごした。」

 

40年間私はそう思い続け、不幸な自分を選び続けました。

 

私は母に復讐していたんです。

 

私は母を責めていたんです。

 

でも、母の背景を理解できるようになり、関係も変化していく中で、私は母が私にしてきたことを許すことができました。

 

過去にあった事実は消すことも出来ないし、当時の傷はなかったことにはできないかもしれない。

 

でも大人になった自分でなら、その傷を自分で癒すことは出来ると思います。

 

そして、許すということは相手に向けてのことだけではありません。

 

自分自身に対しても許すことになります。

 

私は、母を許す自分を許しました。

 

自分自身が望まない頑張りをする自分を卒業したのです。

 

 

怒りのエネルギーで私はずっと生きてきました。

 

怒りがあったから、私は頑張ってこれた。

 

怒りで生きることを卒業して、私は自由になりました。

 

ネガティブな感情があるのは、あなたの中に愛したいという気持ちがあるから。

 

怒りのまま生きて「母を許さない私を許す」という道もありました。

 

それはそれで私は成功を手にしたかもしれないし、人生を挫折したかもしれない。

 

そして自分が手に入れたものを眺めて、過去なんかどーでもよくなる日が来たのかもしれないし、母に執着し続けていたかもしれない。

 

でも、私は母を純粋に愛したかったんですよね。

 

もし母を許せば、私の人生はそこで止まってしまうのでは?という恐れがありました。

 

でも、母を許す道を選んでみて、私にはこの道で良かったと思っています。

 

 

許しから得たもの

私が母を許して、自分を許して、何を得たか?それは…

 

・母軸から自分軸へ、自分の人生を生きていく許可が出せた

 

・母に遠慮せず、私は幸せになっていいと思えた

 

・母から解放され自由を感じた

 

・愛せないという苦しみが消え、純粋に母を愛する喜びを取り戻した

 

・誰かになろうとせずに、自分自身を認めることができた

 

・母との問題から見える自分の才能に気づき、それを活かしていく道を見つけることができた

 

 

今も母を許せない方へ

母を許せない時間だけが過ぎていくと、罪悪感で苦しいかもしれません。

 

そんな時は「私は許さないことで母と繋がっていたいんだな」と思ってみてください。

 

私はずっと母が大嫌いで、そして大好きだったんです。

 

 

「あのクソババアを許すなんて無理!」と思っても自分を責めないでくださいね。

 

あなたのお母さんがクソババアでも、あなたは心のどこかでお母さんを愛していると思います。

 

 

子供が持つ親への愛は、本当に純粋で消えることのないものだと私は思います。

 

お母さんのことを少しでも気にしているなら、あなたの中には母に対する愛が存在しています。

 

 

親を憎んでしまう自分なんかサイテーだ。なんて思わないでくださいね。

 

あなたの大きな愛に気づいてください。

 

 

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ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

カウンセラーのゆり子でした。